無題(写真アップしました)

昨日、来月の20日に当店で行われるオーガニック・マーケットの主催者の方と一緒に、
ニセコグリーンファームさんへ行ってきました。



当日はグリーンファームさんのお野菜を販売するので畑の当主のデニスさんに会い、今作られている野菜と、どのように作られているかを見学させていただきました。

畑にはトマト、キャベツ、ブロッコリー、ズッキーニ、ホウレン草の他、変わった野菜もたくさん元気に育っていました。
驚いたのは一般的に見る畑と違い雑草もたくさん生えていてそれも土作りに影響しているようでした。




レタスなどその場で味見させていただきましたが、とても味が濃く何も調理せずにそのまま食べた方が美味しいのではないかと思ってしまいます。が私は料理人ですので、生産者の思いや汗だくで心を込めて作っている美味しい野菜をより多くの方達に食べてもらう為に考えなければなりません。

畑に居る間に何とか土の匂いや野菜からベースになる味付けを考えようとイメージしましたが、一つ一つがしっかりと主張した味の野菜で結局イメージできないまま帰って来ました。

少しサンプルで野菜をいただきましたのでこれからじっくり悩もうと思います。

この他ミルク工房さんとこちらもオーガニック農園のラララファームさんにも寄ってきました。

ミルク工房さんの飲むヨーグルトは本当に美味しかったですし、ラララファームさんの野菜作りの考え方もこれまでの畑の概念が全く変わる説得力のある作り方で、勉強になりました。

肥料をやり、土を返して地盤を柔らかくし、雑草や虫を取り除き作物が病気にならないように同じ物を連作しないというのが畑だと思っていましたが、これらはラララファームさんでは真逆でその理由もなるほどと納得できるものでしたし、現に立派にトマトも他の野菜も元気に育っていました。

こういった生産者の方々の気持ちを知り、野菜を見てただ安心、安全、無農薬というだけではダメな時代になってくると感じました。
私自身の料理ももっと考えなくてはならないし、消費者の方々も求めるものが変わってくると思います。




北海道の食文化のこれからがますます楽しみになりました。

ニセコグリーンファームさんのホームページはこちらです。

http://nisekogreenfarm.com/



ああっー!!

忘れてました、帰りに寄った余市のワインショップで見つけたワインを買って来ました。

「農民ドライ」 栃木県のココファームワイナリーのワインですが、余市バッカスミュラートゥルガウ、ケルナーを50%位使っているそうです。



それと道産白ワインもグラスで提供していますので、相変わらず静かな当店へお待ちしております。