食べる事について思うこと

先日熊が出てニュースになりました。

さすがに野生の熊を見たことはありませんが、私は洞爺湖町出身で幼少の頃は学校の校庭で蝦夷鹿やウサギなども見たことがあります。

地元ではよく父や祖母に連れられて山菜やキノコ採りに行きました。

特に父は山で木を切りトラックで運ぶ仕事をしていたので、信じられないくらい山奥に小さい私を連れてキノコや山菜取採りに行っていました。

車でいける所まで行き、そこから歩くのですが絶対に人が来たことが無いと思われる様な所まで連れて行かれ、夕方までキノコを採り帰る頃になってどこから入ったか、どこに車を停めたか解らなくなる事も度々・・・

ある時は父が竹の子採りに行き笹薮から出たところ、別の山菜取りの人に
熊に間違われ大騒ぎされたこともありました。

真っ黒に日焼けし、小柄ながら横に体格が良かった父では仕方ありまん。

『相手がハンターじゃなくて良かった』と思った記憶があります。

さて、私は日本料理が好きで賄いでも度々作りますが、何より便利で無くては成らないのが、出汁と醤油だと思っています。

特に煮物が好きで野菜、肉、魚。出汁と醤油があれば何を煮ても美味しいし、一度に野菜も動物性たんぱく質も取れるのでおかずはこれだけでもいいくらいです。
日本人の体にはこういうものが必要なんだと実感します。

なので出来るだけ店でお出しするメニューも日本の季節を意識し、体に必要なものを取り入れて頂けるように心がけようと思っています。

ヨーロッパの文化や環境が生み出した正統なイタリア、フランス料理を私ごときが作るのはとても難しいし、不可能だと思います。
ですので、日本の食材を使いヨーロッパの文化を取り入れた料理を私風に作っていこうと思います。

暇だったので長くなってしまいました・・・