今日はシェフが修行していた頃のことを書きます No.4

今日は久しぶりに自分で書きます。
パソコンはあまり得意ではありませんが・・・

次の職場での出来事です。

最初に勤めたホテルの3分の1位の規模のホテルでしたが、その分料理には手をかけていて、ここでもたいへん勉強させていただきました。

しかしここは、昼間、日帰り客の為にランチ営業をしており、何故か中華料理を出していました。それがまた大変評判も良く、いつも忙しかったのです。

昼は中華料理と駅で販売する釜飯を作り、夜と次の日の朝は日本料理と、仕込みもたくさんありました。

そんなある日の出来事です。
週末で忙しい夜、私の担当だった天麩羅を揚げていたときの事です。
大量に揚げていたので、当然天麩羅の衣も大量でしたが、事もあろうにうっかり手が滑り、その大量の衣の入ったボウルをひっくり返してしまいました。

そして、後ろで作業をしていた先輩の足とズボンの裾の大量にかかってしまったのです。
しかし、その先輩は、別の先輩と話しに夢中で自分の足とズボンの裾に天麩羅の衣がかかっている事に全く気が付いていませんでした。
1分くらい、言えずに迷っていました。このまま知らないフリをしようかとも思いましたが、さすがにバレると思い勇気を出して謝ったのですが、
予想以上に怒られました。

普段はとても後輩思いで、僕が店を始めた時もとても喜んでくれた先輩でしたが、この時は、今までに無いほど怒られました。